生き残る飲食店とは?

困難に負けない生き残る飲食店経営への励ましの風景

(6月3日:追記編集)新緑がまだまだ綺麗。季節の移り変わる早さに驚いています。改めまして、皆様、こんにちは。和食研究家(日本料理研究家)の神田麻帆です。

中食事業、外食産業の商品開発/レシピ開発をレギュラーワークとしつつ、店舗運営に関する様々なお手伝いをしています。

その中の一つが「コンサルティング業務」。コンサルティングというと生意気?怪しい?感じなので(笑)・・・

相談役・カウンセラー?良い方向で先に進むためのお話相手と思って下さい。

飲食業界は物価高・光熱費・人件費の高騰。他業界よりも先にダメージを受けてきたのではないでしょうか?そしてそのダメージは日に日に大きくなるばかりで・・・飲食店の方々は生き残りをかけ様々な努力をされています。

飲食店の開業をお考えだった方もいらっしゃることと思います。

その方々も含め、何か参考になれば、少しでも励ましになればと思い、本記事を書きました。

生き残る飲食店とは?

<7つのポイント>

  1. モチベーションを維持できる。
  2. 攻めの姿勢がある。
  3. ピンチをチャンスに変えられる。
  4. 情報の収集・精査能力が人よりある。
  5. 時代の少し先を読め、すぐに行動に移せる。
  6. 資金力がある。
  7. 周囲にサポートしてくれる良き人がいる。
  8. まとめ

ポイント1~3は以前の記事で紹介しました。

<生き残る飲食店とは?ポイント1> モチベーションを維持できる。

こんな状況下なら落ちます。落ちても良いのです。でも、再度、上げて下さい!又は、誰かに上げてもらって下さい!!先が見えないゆえにやる気をどこまで維持し続けられるのかはとっても重要。

<生き残る飲食店とは?ポイント2> 攻めの姿勢がある。

<生き残る飲食店とは?ポイント3> ピンチをチャンスに変えられる。

新しいこと。今までやりたくてもできなかったこと。様々な理由でお客様が減ったことにより、時間がなくてできなかったことに手をつける良い機会でもあります。その中から、新しいアイディアが生まれてくる可能性があります。

<生き残る飲食店とは?ポイント4> 情報の収集・精査能力がある。

交流範囲が広いですか?→有益な情報を人より早く得ることができていますか?

今、世の中を大変な状況にさせている戦争や気候変動

どの時点で危機感を覚えたでしょうか?早い段階で何か手を打てましたか?

お店を構えていると意外と情報が入りずらい。店の業務に追われ、店に拘束される時間が長いからです。

店に来るお客様が運んでくれる情報というのがあります。お客様が来てくれないと情報は入りにくく、それらの情報にも非常に偏りがあります。

情報が精査出来ていますか?

ネットの情報。その情報は正しいのか? 自分がいま動くべきところなのか?

これはその方の経験値と価値観にも関係してくる部分もあります。良き相談相手に、客観的な意見をもらって下さい。

<生き残る飲食店とは?ポイント5> 時代の少し先を読め、すぐに行動に移せる。

飲食店の生き残り。今は多くの店が惣菜のテイクアウト・弁当・可能な店はデリバリーまで行っています。

先に始めた店は後から始めた店の知らないノウハウを持ち、既に顧客を獲得しているわけです。

多くの店がやっていますから、かなりの競争です。

テイクアウトは飲食店だけで競うわけではありません。いうまでもなく、コンビニ・スーパー、駅ビルなどに入っている中食店舗。

それを専門に行ってきた会社と競うわけですから。相当に厳しいです。

オンリーワン!他店では食べられないものが出せていますか?

テイクアウトで売り上げを伸ばしたい場合は、オンリーワンが必要。ご自身のお店を客観的に見る。そして、お客様の意見も頂戴して活かして下さい!

「時代の少し先を読め~」と書いたのは、先を行き過ぎると多くの方が理解できないものとなってしまうからです。→(ニッチ戦略の場合は別ですが)商売として成り立ちづらくなります。

「すぐに行動に移せる。」

考えている時間が長い方。準備に時間をかけ過ぎている方。他店に先を越されてしまいます。世の中の変化の速さに遅れずに少し先を行って下さいね。

持ち帰りが出来るビストロレストラン
鴨とパテのお店「テパトモカ」以前からオリジナル性の高いテイクアウトを取り入れている人気店

<生き残る飲食店とは?ポイント6> 資金力がある。

経営の仕方、お金の使い方というのは経営者により違います。一概にはこれが正しいとは言えません。

新規店舗を開業した場合、私は投資額は早期に回収した方が良いですよ。というタイプです。

何故なら時代の変化が凄まじいからです。投資額を早期に回収していれば、次への準備。又は不測の事態に備えた金銭のストックが出来ますよね。

このコロナは正に不測の事態。国の補助金では間に合いません。

自転車操業の店舗も多い飲食店。なかなか難しい。周りのサポートを受けられるのなら受けるのもありです。

クラウドファンディング?先行チケットの販売で当座をしのぐ?

それも長くは続きません。負債が膨れるのであれば閉めてしまうのも正解。休業なのか?閉店なのか?お店の資金力やオーナー様の考え方次第です。

従業員の解雇…これも非常に深刻なことですが、今なら、まだ再就職先は見つけやすい。「今なら」というのはこれからもっと職を失った人が増えるからです。失業保険も貰える。これもそのうち難しくなる可能性も。ずるずる引っ張りお店に拘束するより良い、という考えもあります。

<生き残る飲食店とは?ポイント7> 周囲にサポートしてくれる良き人がいる。

1~6、全部自分一人。無理です!!

モチベーションが落ちたときに上げてくれる人、攻めの姿勢、ピンチをチャンスに変えるアイディアやちょっとしたきっかけを与えてくれる人。良い情報を運んでくれる人。それを一緒に考えてくれる人。何か行動しようとするとき、相談できる相手がいること。自己資金が底をつきそうなとき助けてくれる人(お客様も含めてです。)

この1~7というのは全て繋がっています。あくまでも私の考えでしかありません。欠けていても気落ちはしないで下さい。

<まとめ> では、これからどうしたら良いのか?

資金面に関しては、私から申し上げられることはありません。

  • テイクアウトを始めたお店。徐々に営業を再開したお店。自分の店舗で出来ることは限られているとは言え、オンリーワン。他店にはないオリジナル性今後の対策改めて見直してみて下さいませ。
  • 良きアドバイザーがいますか?周りの方に相談してもヒントが得られないのであれば、発想を変えて、違う方にアドバイスを求めて下さい。アイディアで生き残りましょう!

飲食に従事する方々を心より応援しています。

10代の頃から飲食業に携わり、この業界の仕事が大好き!(大変ですけどね・・・)飲食に携われている多くの方々もそうではないでしょうか?。同志として、何かお手伝いできそうなことがあれば気軽にお声がけ下さいませ。

長い記事を最後まで読んで頂き有難うございました!

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