フードテック・商品開発・チャットGPT・AI・人間にしかできないこと

ハワイ、ハンバーガー

フードテック・商品開発・チャットGPT・AI・人間にしかできないこと

先週、東京ビックサイトでフードテック・ジャパンに行ってきました。
コロナ禍で激変した飲食の世界がどこまで進化したかを確認するためです。
フードテックとは?以前の記事でも書かせて頂きましたが、フードとテクノロジーの造語。

出展社は大手企業からスタートアップ企業・ベンチャー企業まで様々。
ただ、総合的な内容としてはSDGs、サステナブル、フードロス、環境問題、AI、人手不足の解消、作業の効率化といったキーワードに集約されると思います。
しかし、それらには大元のソフトやシステム開発・商品開発で人間の頭脳や経験が必要となってくるのですが、これはやはり人間にしかできない。
勿論、途中の工程でAI・チャットGPT、その他のツール(道具)を使ってはいくものの、所詮道具。
人間にしかできないこと、人間がやって欲しいことはまだまだできていないと感じます。

チャットGPTを使いこなす

例えば、チャットGPT。これは本当に様々なことができるようですが、使うのは人。
その人がやって欲しいことはそれぞれ違う。
私はプライベートレッスンでチャットGPTの講師・コンサルの先生にお願いし、
自分のしたいことを導き出すためのプロント(質問)の仕方を習いました。
チャットGPTの使いこなしにはこの質問力が鍵で、
このように質問する。かえってきた返事に更にこう質問をするといったことを繰り返していく。
ただ、講師の先生曰く。
「まだまだ、人です。」「神田さんがやって欲しいことは、まだチャットGPTやAIにはできない。」
と言われ、『そうなの?!さっさと進化してよ。』『もっといろいろ出来て私が楽できる部分が増えるのではないの?!』と思いつつ、
だから自分の仕事(人間の仕事)があるのだな~。
とちょっと安心した部分もありました(笑)。

ソフトやシステムの商品開発ではどの程度活用されているのか?

ソフトやシステムの商品開発、例えば飲食店の発注作業や在庫管理。
ミスを減らし、自動発注、労働時間の短縮や効率化をうたっているが、
まだまだ、現場の従業員がして欲しいこと(日々、人が行っている作業はもっと複雑)、ビジネスの基本である『お客様の悩み解決』に至っていないソフトやシステムが多く、私の質問に対し、「今後の課題何です・・・」なんて回答ばかりだった。
動画を使った従業員研修なども痒い所に手が届いていない。
飲食業界のプロの意見をどの程度聞いて商品開発をしたのか?
今後はこのようなソフトやシステム開発に携わってみようかと思います。
本日のアイキャッチ画像は先月ハワイで食べたチーズバーガー。値段は約1個4千円!!
別に高級店に入ったわけでもないのですが、テイクアウトなのにチップはかかるし・・・
物価が日本の3倍とは聞いていましたが、普通のものが高い。
コロナは収束したとはいえ、海外に行きずらくなりました。
11月ですが、昼間はまだまだ海やプールを利用できる気温。ホテルに帰るとクリスマスツリーが飾られており、夏と冬が混在するハワイならではの風景なのかと感じました。
ハワイ、ビーチ、11月、泳げる
ということで、私からのコメントはここまで、以下は聖子先生執筆の記事になります。
引き続き、読んで頂けると嬉しいです。

食品業界における“サステナブル“とは?

近年、食業界をはじめ、アパレルや美容業界など、実に様々なところで『サステナブル』という言葉が聞かれるようになりました。もはやこの取り組みなしには、価値が低いような扱いさえ見かけることがありますね。

なんだか詳しくはわからないけど、みんなやってるし取り組んでる。しっかり調べて選んでいる。

サステナブルとはつまりどういうことか?ちゃんと理解できてないけど今さら聞けない!という方もいらっしゃると思いますので、少し解説していきます。

サステナブルとは?

「サステナブル」=「sastain(持続・維持)」「~able(~できる)」という英単語2語を繋げた言葉で、「持続可能な」という意味となります。

日本では最近聞かれるようになったような印象で、比較的新しい言葉のような認識が広がっているかと思いますが、実は「サステナブル」という言葉が初めて使われたのは、1987年「環境と開発に関する世界委員会」でのことだそう。

その後1992年の「地球サミット」等で重要な課題として取り上げられることになります。今から30年以上も前から、世界では注目されていた取り組みなんですね。

2015年、国連サミットでSDGsが採択されたことで、日本でもSDGsの取り組みが本格的にスタートし、それに伴いサステナブルという言葉・取り組みが注目されるようになりました。SDGs とは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2016年~2030年までの15年間で達成することを目指した、環境問題や人権問題等様々な課題を解決する取り組みです。

https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/

食に関する取り組みは身近なもの

サステナブルな取り組みにおいて1番身近に感じるのは、やはり食に関する取り組みではないでしょうか?

フードロス

①フードロス(食品廃棄)を減らす取り組みはもう当たり前のこと。捨ててしまう野菜の廃棄部分を使ってできることはいくつもあります。

1、出汁をとる

玉ねぎの皮、にんじんの皮、ピーマンのヘタや種。そういった、普段は捨ててしまうものをお湯で煮出して濾し、野菜出汁をとることが出来ます。

市販の出汁のように塩分も入っておらず再利用もでき、いい点がたくさんです。

2、コンポストを活用

生ごみを土の中に埋め、微生物の力で分解し、堆肥を作り、作った堆肥を使って野菜を育てる。という、循環型の“コンポスト“というものがあります。

時間はかかりますが、生ごみの廃棄量が激減すると噂も。

とはいえ、忙しい毎日の中でなかなかじっくり取り組むことは難しいですが、時間ができればぜひ取り組みたいと私が考えている活動です!

フードマイレージ

②フードマイレージ(食品輸送距離)の短いものを選択する取り組みもありますね。ファーマーズマーケットなんかはおしゃれで人気、地域に根ざしたマーケットなら地産地消も叶う。若い世代の人にも受け入れられやすい活動のように思います。

容器包装プラスチック

③ラップやトレーなどの容器包装プラスチックを減らす取り組みも注目されていますね。再利用できるシリコンのラップは、衛生面に気をつけながら利用すれば、ラップを買うコストも抑えられるかもしれません。

地球にいいこと・環境にいいことと考えてしまうと難しいですが、節約!と考えると楽しくないですか?

先ほどのラップもそうですが、手前どりなんかも賞味期限が近いと安くなっていたりしてお得なんです。安くなっているから買うって、なんだか少し抵抗があった天邪鬼な私ですが、それが自然と環境に良い取り組みになっているんだと思うと、自然と手に取れるようになりました。

プラントベースフード

そんな中、最近注目されているものとして「プラントベースフード」というものがあります。「植物から作られた食品」という直訳のままの意味ですが、たとえば大豆ミートなどがこれにあたります。

なぜプラントベースフードがサステナブルと繋がるのでしょうか?

1、プラントベースフードが環境に良いと言われるワケ

私たちが普段スーパーで目にするのは、カットされパッケージになった状態のお肉。それが当たり前のこととして育ってきた私たち日本人は、お肉がその状態になるまでにどんな過程を経るかなど、ほとんど考えることはないと思います。

例えば牛肉だとすると。

まず仔牛が産まれ、出荷できる状態になるまで飼育され、屠殺され、解体され、精肉店やスーパーで販売され、調理され、食されます。

牛を飼育するのに必要とされる水は、牛肉1kgあたり15000~2万Lとも言われています(※諸説あります)。また、牛に限らずですが家畜が出すゲップに含まれる二酸化炭素は、運輸で出る二酸化炭素とほぼ同量ともされていて、地球温暖化加速の一要因になっていると言われています。

こうした背景があって、人間が食べるためだけに家畜を育てることは環境に良くないのでは?という考えが広がったことから、植物だけで作られる代替肉に注目が集まったということです。

2、栄養学的にどうなの?

私はこの代替肉について考えるとき、いつも栄養学的にどうなのか?ということが気になってしまいます。

お肉にはたくさんの鉄分やビタミンなども含まれていて、植物由来の成分とは吸収率が違ったりします。ひじきやほうれん草などにも鉄分は含まれていますが、吸収しにくい形で含まれていますし、ひじきで鉄分を補おうとすればどれほど山盛りに食べないといけないのでしょう?

環境に良い、ということだけを考えていると、そのうち体調に変化が出るような気がしてなりません。

必ず弊害があるのでは?という視点を持って、選択してほしいなと思います。

まとめ

様々な取り組み方がある(ありすぎるくらい!)食にまつわるサステナブルな取り組み。まずは無理なくできることから、始めてみるのはいかがでしょうか。

私みたいに「節約になるしね♪」くらいの軽い気持ちで取り組むのはとてもおすすめです!笑

様々な代替食品も販売されていますが、あまり偏りなく取り入れることがおすすめです。

ぜひご参考にしてください。

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