18、低血糖ってつまりなに?〜仕組みと対処法〜

チョコレート、低血糖、対策

☆彡監修:神田麻帆☆彡
☆彡執筆・イラスト・コメント返信:水澤聖子☆彡

みなさまこんにちは。

暑い日が続いたかと思えば雨が続き涼しかったり、体調管理が難しい毎日ですね。気温差で疲れ、食欲不振などが出ていないでしょうか?

以前「太るの仕組み」という記事で食事の仕方と血糖値、体重の関係について書きました。今日はその反対の「低血糖」について少し書いてみようと思います。

若い女性で特に課題となっている痩せ思考。欧米に比べて日本では美の基準が痩せていることであり、良しとされる風潮があります。そのせいで日々ダイエットに励んだり、またダイエットが行き過ぎて拒食・過食症などを引き起こしているケースもあります。無理なダイエットが健康に与える影響は大きく、体重が減って嬉しい!その裏で体のどこか別の場所が悲鳴をあげていることにも目を向けなければいけません。

血糖値と体の仕組み

低血糖について考えていくにあたり、まずは血糖値とはなにか?からみていきましょう。

血糖値とは?

以前の復習になりますが、血糖値とは何か?からまず考えていきます。

文字通りなのですが、「血の中の糖の量」を示したものが血糖値です。血液中の糖の量が多い状態を血糖値が高い、少ない状態を血糖値が低いと言います。

食事をすると、胃に入った食べ物は各段階で少しずつ消化され、吸収されやすい形へと分解されていきます。

糖はエネルギーとして使用するために血液の流れに乗り、体の各所へと送られます。

ずっと血液中にいるわけではなく、筋肉や内臓の細胞に取り込まれて貯蔵、必要に合わせて取り出され、活動のエネルギーとして使われます。

血液中に常に糖が溢れている状態にあるのが高血糖・糖尿病と言われます。

エネルギーが使われる順

人間の体はまず糖から作られるエネルギーで動き、糖がなくなると脂肪やタンパク質が分解され始めます。

こう書くと、じゃあ脂肪を使うために糖質を制限しよう!という考えに繋がる方が本当に多いのですが、脂肪やタンパク質が“継続的に“分解される状態というのは、飢餓状態の時です。

(もちろんそれ以外のケースもあります!激しい運動をした時など。)

体を動かす=生命維持なので、生命維持ができなくなっては困るからなんとか動けるように脂肪やタンパク質を分解はするけど、それって本当は危機的…

だから糖が少なくなると体は指令を出し、危機回避をしようとします。それが低血糖症状なのです。

18、低血糖ってつまりなに?〜仕組みと対処法〜

低血糖を防ぐために

なぜ低血糖が怖いと言われるのか?

では本題の低血糖についてですが、なぜ低血糖が怖いのか、ダメなのか。

それは単に気分が悪くなる、頭痛がするからではありません。

低血糖は放っておくと最悪の場合、意識を失ったり昏睡状態に陥る可能性があるからです。

病院であれば簡易的に血糖値を測定し、すぐに適切な対処ができますが、日常生活ではそうはいきませんよね。

そんな時に、自分の生活を振り返ってみて低血糖かもと思ったら、対処が必要になります。18、低血糖ってつまりなに?〜仕組みと対処法〜

痩せ思考での低血糖

冒頭で取り上げた若い女性の痩せ思考、または、痩せ思考でなくても仕事が忙しいなどで食事が取れないまま活動をしていると、糖が枯渇し脂肪が分解され始めてしまいます。

この切り替え前に「食事を摂って!」という意味で空腹感を感じ、それでも食べないと頭痛や吐き気といった低血糖症状として現れます。

普段サービス業をしている中で、急に気分が悪そうに疼くまってしまうお客様がいらっしゃいます。

ご本人は「貧血かな」とおっしゃっても、「朝ごはんなにか食べた?」と聞くと「食べてない」という答えが返ってくることもしばしば。エネルギー補給をせずに歩いたり電車に乗ったりと活動をしエネルギー消費をした結果、低血糖で不調となっている可能性も考えられます。

また、頭を使って考えることも思った以上にエネルギー消費をします。勉強の合間には甘いものを食べて糖分補給などと言われますね。

 

低血糖とインスリン

血糖値が上がる→血糖値を下げようとしてインスリンが分泌される→糖が細胞内に入り血糖値は下がる。これが通常の血糖コントロールの流れです。

インスリンは膵臓から出されます。バランスの整った食事をしている分には膵臓も一定ペースで働けるのですが、一気に血糖値が上がるようなことがあった場合、急いで働く必要が出てきます。

こうしたことが何度も続くと膵臓は疲弊してしまい、インスリン量をうまく調節できなくなります。そんなに必要ないのに過剰なインスリンを出してしまう…これによって低血糖に陥ってしまいます。

一気に血糖値を上げるものとは

糖質、炭水化物、甘いものというのは、ご想像通り血糖値を上げやすいものです。

しかし大事なことは「胃でこなされ分解され、消化吸収された時に血糖値が上がる」ということ。

つまり、まず胃でこなす過程で時間がかかれば、血糖値は急激には上がりません。

反対に胃でこなす必要がないものは吸収されやすく血糖値も上がりやすいと言えます。

1番急激に血糖値が上がるものは、ジュースなど加糖の飲み物でしょう。

食べ物であれば菓子はもちろん、素うどんやお粥等…揚げだすとキリがありませんが。

甘い飲み物を普段からよく飲んでいる、喉が渇いて一気飲みする、などの習慣がある方は膵臓を疲れさせる原因となるので注意が必要です。

 

低血糖の症状と対処

低血糖症状はこんなもの

こんなサインが出ていたら低血糖かもしれないので、ご自身の食生活を振り返ってみてください。

・急激な空腹感

・眠気、あくびが出る

・気分不良、吐き気

・頭痛

・イライラ

・冷や汗

・めまい

・動悸

・震え

・顔面蒼白

これらを超えてしまうと意識を失ったりするので注意が必要です。

 

低血糖、簡単な対処法

もしかして…と思ったときにできる簡単な対処法も覚えておきましょう。

糖尿病と診断されていて診察を受けている方は、必ず医師の指示に従ってくださいね。

やはり1番に、血糖値を正常範囲内まで上げる必要があるので、甘いものを摂取することです。できるだけ吸収されやすい形が良いので、砂糖・ジュース等。

チョコレートや洋菓子は、甘いものですが脂質を多く含んでおり、消化して吸収され血糖値が上がってくるまでに時間がかかります。その間に低血糖が進んだりしますので、避けましょう。

 

まとめ

低血糖について、言葉は知っていても仕組みや症状など、あまり知らなかったという方も多いのではないでしょうか。

大切なことはやはり、低血糖状態になるような生活習慣(食事を抜くなど)を送らないこと、バランスよく食べること、無理なダイエットをしないこと。

偏った食習慣は長くは続かず、リバウンドもしやすく、このように他の場所で必ず影響が出ます。

弊害もきちんと知った上で、自分に合った量でバランスの整った食事を続けていきましょう!

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